慢性疾患 寝違い症候群 症状・病態 朝、起床時などに不意に頭の向きを変えた際に、首の痛みに気づきます。激痛のため日常生活に支障をきたします(図1)。小学低学年くらいの子供痛がって首を大きく傾けてしまう状況は環軸椎回旋位固定という疾病が疑われます。 頚椎症などの他の疾病が除かれる場合で、頚椎の後ろにある椎間関節に何か挟まっている状況と推定しています。何かとは多くはデブリという微粒子(軟骨の削り粕)と考えています。デブリはいずれ処理吸収されます。 (図1) 首の痛み 首・肩・腕のしびれ 肩こり 首が動かせない 治療 牽引などの物理療法、消炎鎮痛剤の投与などが基本となります。ポリネック(カラー)固定も有り得ます。慢性期になれば、マッサージ、ストレッチなどの理学療法も行います。引っ掛かりを外すため、頭を無理に回すなどの治療は悪化させることがあり、行いません。 頚椎症 前の記事 腰椎椎間関節症 次の記事