その他 肘内障 原因・病態・症状 幼児や小学低学年くらいの子供さんが、お母さんに手を引っ張られたなどにより、強く手を牽引されたとき(図1)、受傷します。患児は痛がって腕を動かさなくなります(図2)。 前腕にある2つの骨のうち、橈骨の方の頭部が肘部で固定されている靭帯から、外れてしまった状況です(図3)。肩や手首の障害と勘違いしてしまうこともあり、注意しましょう。 (図1) (図2) (図3)クリックで拡大 治療 医師が特殊な整復操作にて徒手整復します(図4)。ポクンと音がしてきれいに整復されたとたんに、子供さんは平気で腕を動かせるようになります。整復後は特に外固定などはせず、できるだけ引っ張らないようにするだけです。 (図4) 粉瘤(類上皮嚢胞、アテローマ) 前の記事 良性骨腫瘍 次の記事