慢性疾患 へベルデン(ヘバーデン)結節 症状・病態・疫学 人差し指、中指、薬指、小指の四指で、爪から一番近い関節(DIP関節と呼びます)が、次第に変形し、痛みや腫れ、発赤を伴ってきます(図1)。節くれだった様子から結節といいます。長い時間をかけて、加齢や酷使によって少しずつ進行します。裁縫や農作業など細かい手作業を長年行ってきた中高年以上の女性に多く発症します(図2)。地域性や遺伝的要素が深く関連しています。 なお、リウマチの場合DIP関節が侵されることは稀で、一線を画します。(リウマチの項参照) (図1) (図2) 治療 ぬり薬などの外用薬や、レーザーなどの物理療法にて進行をくい止めます。手術は通常行いません。 手関節部腱鞘炎(ケルバン腱鞘炎・尺側手根屈(伸)筋腱鞘炎) 前の記事 弾発指(ばね指) 次の記事