慢性疾患

肩凝り(頚肩腕症候群)

症状

 首すじ、首のつけ根から、肩または背中にかけて張り、凝り、痛みが出現し(図1)、頭痛や吐き気を伴うことがあります。
肩こりに関係する筋肉はいろいろありますが、一般論でよく言われる僧帽筋よりも、より小さい肩甲拳筋・菱形筋の痛み、凝りが主になっている印象です(図2)。

肩こり_01

(図1)

肩こり_02

(図2)クリックで拡大

原因

 首や背中が緊張するような姿勢での作業、姿勢のよくない人(猫背・前かがみ)、運動不足、精神的なストレス、なで肩、連続して長時間同じ姿勢をとること、ショルダーバック、冷やしすぎなどが原因になります(図3)。

肩こり_03_パソコン

パソコン

肩こり_04_猫背

猫背

肩こり_05_なで肩

なで肩

肩こり_06_ストレス

ストレス

肩こり_07_クーラー

クーラー

予防と治療

 肩こりは予防が大切です

予防
  • 同じ姿勢を長く続けない
  • 蒸しタオルなどで肩を温めて筋肉の血行を良くし疲労を取る
  • 適度な運動や体操をする
  • 入浴し身体を温め、リラックスする
治療

 運動療法(筋肉の血流改善、筋肉のコリをやわらげ筋力強化)、温熱療法(蒸しタオル、入浴など)、安静薬物療法(筋緊張緩和薬、塗布薬、局所注射など)を行います。

 マッサージ・リラクゼーション・ストレッチなど理学療法が好評です。

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