スポーツ外傷・障害

シーバー(Sever)病(踵骨々端症)

症状・病態

 踵骨々端症と同義で、小学校低~中学年前後の活発な男子に多く見られます。
 私の経験では非常に頻度の高いありふれた状況で、問題なく早期に治癒するものです。
 踵骨の成長軟骨が後方の端に位置するため、骨端は薄い三日月状になっていますので(図参照)繰り返す運動等の負荷やアキレス腱の引っ張りにより、骨端の薄い部位に疲労骨折が生じる状況です。踵の後方や底方に圧痛があります。

シーバー病_01

治療

比較的安静にしますが、安静にしすぎる必要はなく、大会やメモリアル等には出場して構いません。外用薬や、物理療法・ストレッチ等の理学療法は有効です。日常の習慣として靴やインソール(中敷き)の調整、歩き方、走り方のチェックも指導させていただいております。

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